GMOネットカード 新会社設立で勢力拡大!?

2007/02/09(金)

あれこれと再編が続くキャッシング業界ですが、また先日になって興味深いニュースが入ってきました。柔軟低金利キャッシングのGMOネットカードを運営するGMOグループが、アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズ証券と提携し、債権買い取り会社を設立するというニュースです。

なぜ今、債権買い取り会社を作ることになったのかを簡単に解説していきます。

まず、法律が変わったことによりキャッシング金利が2009年には上限20%まで引き下げられ、消費者金融の利益は今よりもダウンします。それに「総量規制」が導入されることで、年収の3分の1を超える金額はユーザーに融資できなくなります。

こうして経営体力が弱い中小キャッシング店舗がどんどん潰れていくと、その会社が持っていた債権(キャッシング利用者から返済してもらう権利)が宙に浮いてしまいます。これが悪質な業者の手に渡ったりすれば、厳しい取立てを受ける等して私たちユーザーが迷惑を受ける可能性もあるでしょう。

そんなことがないように、経営破たんした消費者金融の債権を買い取る「受け皿」としての機能が、新しくGMOグループによって作られる会社にはあるのです。

もちろん人助けのためだけではなく、GMOグループにもメリットがあります。

潰れてしまった消費者金融から手放される債権は、通常の金額よりもディスカウント(割引)されてGMOグループが安く入手できるのです。それを元にうまく回収すれば、GMOグループにとっての利益になります。

実質的にはGMOグループ(GMOネットカード)のユーザーが増えたのと同じ効果になるわけです。

実は似たような動きは去年から他社でもありました。昨年12月にIT系キャッシングのイコール・クレジットが、廃業した他社からすべての債権を買い取り、一気にそのユーザー数を2倍近くまで増やすことに成功しています。

これによってイコール・クレジットは勢いを強め、現在も好調なキャッシングサービスを続けています。

おそらく、GMOグループが債権買い取り会社の設立でユーザー数を増やしていけば、イコール・クレジットと同じようにGMOネットカードのサービス自体も好調になっていくでしょう。

すでに今でも女性専用のベティローンと合わせて順調に融資を展開していますが、今後はますます積極的なサービスが期待できそうです。

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