武富士から知る キャッシング大手の融資状況
2007/02/17(土)
ニュース等を見ていると「キャッシング大手が不調!」とよく言われていますが、ただ単に赤字額だけを基準にしているため私たちユーザーの感覚とズレている場合があります。キャッシングサービスには他にもいろいろな要素が関係してくるので、今回は最大手キャッシングの1つ、武富士の公表しているデータから見てみようと思います。
まず決算予想ですが、これはニュース等で言われているように赤字になっています。武富士だけでなく大手はのきなみ上場以来初めての赤字決算になり、大手4社をあわせれば1兆円クラスの額になるようです。
また、去年にはアイフルや三洋信販など、大手キャッシングの不祥事が次々に発覚し、業務停止処分を受けて大きくイメージダウンしました。そのせいで、去年の同じ時期にくらべるとユーザー数が減っています。
ここまではニュースでよく言われていたマイナス面ばかりですが、実は悪い材料ばかりというわけでもありません。
武富士もたしかにユーザー数を減らしてはいますが、アイフル等のライバル大手に比べれば、かなり緩やかな減少にとどまっています。これといった不祥事がなかったことに加え、コンプライアンス(法律順守)の強化にいち早く取り組んだ企業姿勢がユーザーから評価されたと言えるでしょう。
それに「大手は審査が厳しくなった」という話がありますが、やはり武富士は他社より高めの審査通過率をキープしています。よく言われているほど極端な落ち込みはしていないのです。
むしろユーザー1人あたりの融資額(口座平均単価)は武富士に関していえば、以前よりもアップしているほどです。つまり審査は少しだけ引き締められたものの、高めの金額を借りやすくなっているともいえるのです。
これらに加え、武富士は大手のなかで唯一、すでに金利10%を切る低金利キャッシングプランを去年から導入完了しているというアドバンテージもあります。まだほとんどの大手が20~29%のグレーゾーン金利で融資しているのに比べれば、かなり競争の面で有利に立っていると言えるでしょう。
たしかに会計基準が変わったせいで今期の赤字決算は確実ですが、武富士は柔軟審査や低金利ローンなどユーザーから評価される明るい材料も持っています。大手だから厳しいと決めつけるのではなく、その個性をしっかり理解して申し込めば、今でも非常に頼れるキャッシングサービスなのです。