グレーゾーン金利解説 その2
2006/09/11(月)
前回の続きで、グレーゾーン金利(20-29.2%の金利)の廃止をめぐる現在の動きを簡単にまとめます。
多重債務者を増やさないように金利を下げたい金融庁ですが、その一方で急に金利を下げてしまうと経営が苦しい中小の消費者金融はつぶれてしまうかもしれません。実際、2005年度だけで貸金業者の数は2割も減ったというシビアな数字があるため、金融庁も慎重です。
そこで、
・何年かかけて段階的に、上限金利を20%までダウンさせる
・しばらくの間、短期・少額の融資に限っては28%程度の金利を認めていく(特例金利)
という特例金利をしばらくの間だけ認めていきたい方針のようです。
しかし、金融庁の出したこの案に対し、マスコミや弁護士会等から
・特例金利などという抜け穴を認めては改正の意味が薄れる
・完全に金利20%以下になるまで何年もかかっては、その間に多重債務者が増えてしまう
といった強い反対意見が出ています。
実際、現在出されているもっとも「甘い」案では、グレーゾーン金利が完全になくなるまで今後9年間もかかるそうです。これでは、たしかに多重債務者が減りそうにありません。
つい先日は金融庁が出した調整案が「消費者金融に甘すぎる」という理由で、金融庁の政務官が辞任するという事態になってしまいました。こうしたやりとりもあって、グレーゾーン金利廃止の議論はまだ決着のメドが立っていません。
ここまでざっと流れを説明してきましたが、まとめると
・これから数年間のうちに、上限金利が29.2%→20%前後に引き下げられる。
・50万円までの融資には、しばらくの間は特例として28%前後の金利が認められる(かもしれない)。
・特例を認めるかどうか、まだ議論は続けられている。
という形になります。
今のところ私たちユーザー側としては、話の流れをニュース等で見守っていくのが精一杯と思われるかもしれません。
しかし、マイベストビズ(7.8~17.6%)や楽天MONEY(12.0~18.0%)のように、すでに現在でもグレーゾーン金利以下で融資を行っているサービスがあります。このような店舗を今から選んでおけば、グレーゾーン金利が廃止されても影響をほとんど受けずに済むでことしょう。
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