無料クレジットカードはどうやって儲けている?

2006/10/07(土)

キャッシング専用のカードは入会金・年会費ともに無料なのが基本です。一方、クレジットカードは年会費有料のカードが大部分を占めています。

これは、クレジットカードがキャッシング専用カードにはない多くの特典サービスを持っており、そのコストがかなりかかっているからです。

しかし最近になり、年会費が無料というクレジットカードがいくつか登場しています。

例えば、OMCが発行するJiyu!da!カードは年会費が永久無料になっていますが、


・最大1000万円までの国内旅行傷害保険
・50万円までのショッピング保険
・カード盗難時の被害補償
・海外でも使えるキャッシングサービス
・商品券と交換できるポイントサービス
・コンビニやネット銀行から24時間いつでも返済可能
・いつでも余裕があるときに多めの返済が出来る「よゆう払い」対応
・毎月抽選でハワイ旅行・国内宿泊をプレゼント
・優待デー(第2・第4日曜日)はダイエー系列店で5%割引

など、ざっと挙げただけでも特典はきわめて豊富です。

なかでも保険が付いているのを意外に思った方も多いでしょう。年会費無料で保険が付いているということは、ユーザーの代わりにカード発行元のOMCが保険料をすべて肩代わりしているということです。

さらにクレジットカード自体の発行コスト、簡易書留のカード配送コスト、会員獲得のための宣伝費、カード会員のデータ管理にかかるコストなど、カード会社が負担すべきコストはかなりの額になります。

ここまでコストを払ってでも年会費無料カードを出したいのは、

・自社グループ(ダイエー等)での買い物客が増える
・リボルビング払いの手数料収入が大きい
・カード加盟店からも利用手数料がもらえる
・無料カードを出していること自体が会社の宣伝になる

といった見返りがカード会社にあるからです。保険料まで自社で払い、さまざまなコストをかけてまで無料カードを発行するのは、長期的にみてメリットが大きいと判断されているわけです。

ただしリボルビング手数料などで儲けようと思えば、会費が無料というだけでは足りません。クレジットカード自体のサービスを魅力的にし、繰り返しユーザーにカードを使ってもらわなければいけません。

だから、「無料カードだからサービスが貧弱」なのではなく、むしろ無料だけに多くのサービス特典が期待出来るのです。

私たちユーザーにとっても、出費をまったくせずクレジットカードが作成出来て、保険や割引サービス等の特典がいろいろ付いているため、実質のデメリットはまったくないと言っても良いでしょう。

とりあえず手軽にクレジットカードを持っておきたいという方の「最初の1枚」には、こうしたサービス豊富な年会費無料カードが強力な選択肢になるのです。

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